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グーフィー (遺伝子) : ウィキペディア日本語版
グーフィー (遺伝子)
グーフィー (Goofy) とは、嗅覚に関わる遺伝子、およびそれがコードしているタンパク質の1つ。嗅覚の敏感さに重要な役目を果たしていると推定されている。
== 発見 ==
グーフィーは2013年理化学研究所吉原良浩らによって発見された。吉原らは当時あまり知られていなかった、匂いに対する敏感さを生み出す分子メカニズムの探求のために、マウスを用いて鼻腔嗅上皮に存在するタンパク質を全体的に調べ、それらをコードする遺伝子を突き止めることで、嗅覚のメカニズムの解明を目指していた。酵母を用いたシグナル配列トラップ法によるスクリーニングによって、タンパク質を作る合計12種類の遺伝子を発見した。そのうちの1つのタンパク質が、嗅細胞鋤鼻感覚細胞に強く発言する事が見出された。また、このタンパク質を認識する抗体を用いて染色を行った結果、嗅細胞ゴルジ体に局在する事が分かった。このことから、「嗅細胞のゴルジ体に局在するタンパク質」を意味する "Golgi protein in olfactory neurons" のバクロニムでこの遺伝子およびタンパク質は Goofy と名づけられた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「グーフィー (遺伝子)」の詳細全文を読む



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